時短生産がもたらすもの?

みなさん、こんばんは。


生産の仕様が変わった事で、まず最初に抱く感情は

大量の生産行動に時間がかからなくなって楽になった!

と、率直に思いますね。


塩漬け魚の木の実添えを作るために、釣りをやればイワシなどがうんざりするほど釣れる訳です。
イワシの加工は保管R1で、自身の保管がR3辺りになってくると、熟練値すら入りません。
当然、サバもニシンも同じ訳で。
600も700も釣れてくるイワシですが、これを加工しないと魚肉にはなりませんから、仕方なく一生懸命加工します。
これに、時間がすごくかかっていた訳ですよ。

今回の仕様変更では、無駄な生産時間が100分の1に時短された訳です。
もちろん、大成功はそのまま維持していますしね。
ですから、普段の生産行動としては、まず時短。
非常に有り難いですね、時短。
大量の生産にかかっていた数十分が秒単位になるのですから、これはもう手放しで喜んで良いかと思います。


と、言いたいところですが!


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良かったね、と結論を出してしまう前に。

「どういう影響が出るのか」

も考えてみましょう。



例えば、委任航行の最中に、倉庫の積荷だけを見ながら生産をする場合があるじゃないですか。

アムステルダムに商会の拠点をおき、貿易港が長崎だったとすると。
商会貿易のために納めると効果が期待できるのはEUの名産酒とか嗜好品です。
ここに工芸や管理技術を上げている最中の子がいたとすると。
ボルドーで干しブドウ・ワイン・ブランデーを買い付けて、シェリーを作りながらアムステルダムに帰ると、2種のスキル上げと貢献度上げが同時に出来るんですよね。
余った分はアムステルダムで売れば、それなりに儲けも出るので序盤のキャラクターには有効な生産交易です。
イベリアの名産品であるシェリーは、北フランスを挟んで隣接しない文化圏、すなわちフランドルで売れば名産判定も付きますしね。
で、この場合はまず3種の交易品のうち、ワインをブランデーに加工する所から始まります。
これが終わったらブランデーと欲しブドウからシェリーの生産に移行するのですね。
今までは、生産の表示窓が開きっぱなしになるので、舵取りを同時にやるのが難しかった。
だから、委任をかけてNPC襲撃の心配も、航路離脱の心配もせずに積荷管理をやっていたんです。
ところが、今度の変更でこれが数秒にまで短縮します。
委任で行くとなると、恐らくビスケー湾を出る前に生産加工は終了し、あとは自動航行を眺めるだけ、となりそうです。
このようなケースの場合、移動が委任である以上、生産が早く終わってもあんまり意味は無い訳ですよ。

となると、今まで「窓を閉じれないから委任だった」ものが「窓はすぐ閉じるので自走」と変化するかも知れませんね。



ああ、そうだ。
商会ショップに陳列されている「生産材料としての交易品」類は消費が早くなる可能性もありますね。
例えば「木の実」。
999個をショップで買えば、大抵は999回の生産をする事になる品です。
少なくとも、500回はやる事になります。
ですから、買ってから使い果たすまでに、今まではそれなりに時間がかかっていました。
でも、今は10回の生産行動で999個の木の実は使い果たします。
誰かが保管上げにマグロを買い始めたとすると、売りに出されている全てのマグロを一人で使い切る事だって出来る速度になったんですもんね。



となると、もしかすると商館争奪戦も激化するかも知れませんね。
在庫品をすべて納品しつくしても、材料さえあればどんな品物でも数分で在庫を再構築できます。
名工の大工道具やなんかは、材料があっても999個を作りなおすのに時間がかかっていたので、事前の準備が大事でした。
ププラン・ツリーに至ってはもう2段階生産ですから、作るだけで時間がかかってましたもん。
次からは完成品のストック力より、材料のストック力、特別納品書の収集力が決定力を持つかもしれませんね。



では、管理技術への影響はどうなんでしょうか。
生産行動は100回でも、実際にクリックするのは1回ですから。
そのうち23回が大成功だったら、ちゃんと23回分の熟練が入るんでしょうか。
それとも、100回分の生産をひとまとめにするので、1回分の熟練が入って終わり?
まぁ、そんな事はないとは思いますけどw
一応、念のため、GMサポートに質問してみました。
回答はと言うと…

「攻略情報となるためご案内さしあげる事ができません」

まあ、そうだよねw
我ながらアホな事聞いたなww
管理技術の熟練の上げ方は取扱説明書に書いてある訳じゃありません。
これは先人達が色々と試し、記録し、公開してくれたからこそ、多くのプレイヤーの基礎知識となっているものであって、KOEIが基礎知識としてぶち上げた情報では無かった訳ですからねw

とりあえず、生産結果は100回のうちの20回大成功、とか数が出る訳ですから。
検証こそしていませんが、管理技術の熟練も相当回数分獲得できると考えるのが自然ですね。
となると、管理技術上げなんてものをやると、あっという間に終わるんじゃないですかね。
と言うか、生産スキル上げと言うのがそもそも超速度で終わりそうですw



え…?



生産スキルカンストの難易度がダダ下がり!?



となると、ここに1つの心配事が出てきます。



少し前に、リョーマサカモトさんの珠玉のブログ「心はいつも太平洋」でとても共感できる記事がありました。
気になる記事はコチラ
ざくっと言えば、ストレスと快感のバランスの妙。
達成感を得る事の大切さ。

今まで、生産スキル上げのために何千回ものクリック、生産行動時間を費やしてきたから、カンストした時の達成感が尋常ではなかったのです。
だからこそ、出来上がったスキルを誇れたし、自信も持っていた訳です。
これが超速度で終了したとなると、果たして達成感は得られるものでしょうか。
生産マイスターの誇りは? 自信は?

なんとなくですが、もうDOLにおいての生産職人と言う存在は、当たり前で普通になりそうな気がします。
生産は出来て当たり前。
出来ない人はずっとやらない人。
やり始めたらすぐ終わるコンテンツ。
フェレンツェのメディチさんが憂慮した「職人が死んだ世界」にならなければ良いのですが。



今回の生産仕様の変更で、生産スキルを完成させる事の難易度は、これ以上ないほど下方修正されたと言えます。
一方で、生産修行に費やしていた時間が浮いた分、他の事ができるようになったとも言える訳です。
陸戦家はダヌの祈り(回復アイテム)を生産する為の何百回にわたる生産時間を「ほぼ0」に出来る分、本懐である戦闘の練習に使う時間が生まれる訳です。
大海戦に参加する人も、名工の大工道具や、お弁当の生産時間がぐっと減るでしょう。
生産行動は、ほとんどの場合は「やりたい事の下準備」です。
下準備にかかる時間が減る事で、限りあるログイン時間の多くを「やりたい事」に振り向ける事ができるでしょう。


ですが、このゲームにおいて、キャラクターの能力は3種類です。

冒険
交易
海事


冒険は陸地調査やラビュリントスなどで、また活動範囲を拡大しました。
海事も大海戦はもちろん、BC、ガナドール実装や戦闘海域の実装、ダンジョンやコロッセウムなどの陸戦と幅広く用意されています。
交易だけが、とくに拡充されていません。
ああ、そうでもないか。
時代称号とのセットで、固定レシピや買える交易品・アイテム類がやたらと増えたんですね。
今思えば、これが商人の領域を侵し始めた最初の物かもしれません。
入手方法が生産するかドロップかサルベージかと言う強欲商人の鉄鎖、神秘の香辛料、火炎壷などが店売りになった訳ですから、生産の需要が低くなったんです。
これらを鑑みても、生産職人の仕事を奪いかねない今回の仕様変更で、さらに商人コンテンツは縮小と言えるかもしれません。

今まで、商人として、生産職人としてこの世界を楽しんでいた人は。
他の誰かのためにそのスキルを活かす場を減らします。
自分のために、必要な物を作る…のなら、これはもう全ての航海者が出来る準備が整った訳です。
生産スキル上げに関わるストレスを9割排除した訳ですからね。



いずれにしても。
ここで挙げた「生産仕様の変更」で考えられる影響は、あくまで「考えた事」です。
単なる「心配事」で「懸念事項」ってだけ。

実際は、生産が面倒くさい人は時短になってもやっぱり面倒くさいと言うかもしれませんし。
交易所で仕入れ発注書を叩いて買った方が999個以上の購入が楽なのも確かですから、ショップの売れ行きも変化ないかもしれません。
商会コンペだって、納品書の数勝負だと疲弊しますから、大きな変化は無い可能性が高いw

KOEIは恐らくユーザーの声を拾って、時短化に踏み切ったのでしょう。
ストレス部分を排除して、快楽部分を増やすために。
次の交易コンテンツ拡充を隠し玉にしているかも知れません。
システムを「多くの」ユーザーが望む方向に調整するのがKOEIの仕事です。
今回も、善し悪しはともかく、KOEIは仕事をしただけです。
その結果を、どう使うか、どう活かすかは航海者それぞれに委ねられています。


ただ、言えるのは。


KOEIは「生産職人は商人の花形」とグレゴリ教官に言わせておいて、しかしその難易度をぐっと下げた。
それは、利便性のために。
時短のために。

難易度を下げたんじゃない、手間を省略しただけだ、と言う人もいるかも知れませんが。
その「手間をかける」根気や、時短する準備工夫こそが、生産職人の唯一の武器なんです。
誰にでも出来るものはもう「花形」とは言いません。
障害を取り除かれた生産スキル育成になんの楽しみがあるんでしょうねぇ。


リョマさん、ちょっと言葉借りますよ。


俺達「商人」は利便性を獲得したんじゃない。
時短を獲得したのでもない。
商人の魂と誇りを失ったんだ。



…考えすぎかなぁw


あー、明日からなにしようwww


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同意します

今までROMでしたが、初めて書き込ませて頂きます。

今回の回数指定生産の仕様には何となく納得がいかなくてモヤモヤした気持ちを持っていました。
自分ではその理由をうまく言葉にできなかったんですが、今回の記事はそれを全部代弁してくれた気がします!

生産がただの手段でしかない人にとっては、この仕様変更は大歓迎でしょうね~。
軍人さんでも裏で料理やら名工やら自作してる方は多いでしょうが、そういう人達にとっては純粋にやりたいことやる時間が増えるわけですし。
でも、笑師さんが危惧するように、職人の価値の低下というのは必ずあると思います。
それがどの程度かは分からないですけど。

元々わざと生産に時間がかかるように仕様を作っていたのはコーエーなんですから、それを短縮することがどういう影響を及ぼすかは当然分かっていたと思います。
大げさな言い方をすればこれは、仕様変更を歓迎する多数のためにそうでない少数の人は切り捨てられたということになるでしょう。
僕は元々生産プレイを楽しみたいという思いでこのゲームを始めたので、コーエーがそのような決断をしたことは残念に思います。
プレイ上のストレスを減らすためなら、もっと他に改善できる部分はたくさんあったはずですから。

No title

大学の単位を稼ぐために、アテネの前でノロノロと動いて油彩画を作る
そんな光景も無くなってしまうんでしょうね

生産に時間が掛かるという事は、ある程度の世界観のリアリティを保つ側面も持ってると思うんです
そこを、こうやって一瞬で終わってしまうとなると
生産という行動は単なるテキスト上での出来事であり、
「生産物はただのデータ」という認識が強くなってしまう訳で。

嗚呼、また味気ない世界になるんだな…はいはい便利便利

春は近いが

こんにちは。お久し振りです。

自分は立場上、時短を便利と感じる事も多いですが、なかなか難しい問題だね。

これまでの大航海の歴史の中で、「海賊プレイヤーは切り捨てられた。」様な事も度々言われましたが、商人の方々もそんな風に感じる事にもなるんですね…。

まぁ、今度何か用途の違う船が欲しくなったら笑師さんにお願いしようかな~。
主要な生産とは違うけど、自分の様に手を出さず他者と共存を望む航海者も、少なからずいると思う…多分だけど。

No title

私は「魚肉の生産が楽になるーーー!」としか思わなかったw
魚肉さばくの、本当に辛かったので( ;´Д`)

なかなか手に入らない材料で、船を作ったり装備品を作っている生産職人の方々は、
それだけですごいと思う。職人の地位が下がったなんて全然思わない。
だって私が出来ないことが出来るんだもん。

私は冒険家だから、生産職人の皆様に色々助けられてるんですよ(*^_^*)

No title

造船紙が出る前はカンスト船大工は
リスボンに待機していて支援することが
ひとつの金策になっていたのを思い出します


あの頃は カンスト船大工さんは
 『船大工様』 って感じで

マゾイ修行を終えたものだけがたどり着ける
皆の尊敬を集める存在だった気がします
※少し盛りましたが 当たらずとも遠からずのはずw



それが造船紙が出回った結果・・・
船大工が溢れ、インフレ状態になりましたw


便利さと引き換えに 絆プレイも薄れ
オンラインゲームとしての面白さも薄れたような部分もあった


今回の生産時間短縮も
得るものは確かにあったと思いますが
その弊害も出てくる気がしますね・・・

No title

>Lさん

沈黙を破って思わず同意の手を挙げてくれた事、声を出してくれた事、非常に嬉しく思います。
まずは謝意を。

ありがとうございます!

次回の記事でも書きましたけども、我々「生産職人」を志す者は、もうひとつギアを上げて行かないとこれまで培ってきた自信と誇りが崩壊しそうですよね(-∀-`; )

生産プレイをする職人はハードルが上がる事になりそうですが、ひとつ上を目指しましょう!

一緒に!



>とおりすがりさん

いや、もうこれはホントに仰る通り!
醸造酒が1クリックで作れちゃうのも最初は違和感あったんですよねw
リアルではシングルモルトの12年とか、街のBARなんかで1杯ちょい呑みとかするのが好きだったので、とかく酒造は違和感でしたw

ゲーム内での事なので、さすがに樽を仕込んで12年分とか待てませんから慣れましたけども、生産物がテキストデータ化してしまって味気も色気も薄れるのでは、と言う部分にはチョー納得です。
そういう目線もあったなぁ、と目からウロコが5枚ほど落ちました。



>ありのじさん

次回の記事にも書きましたが、衝撃でした。
そうだよね、ありのじさん始め海賊稼業している人たちの受難の歴史はこんなもんじゃないよね…(´・ω・`)

船ならいつでも建造するですよ。
戦闘艦は経験が浅いのでチョー相談しないとやれませんけどもw

生産職人や、多分造船職人もそうだと思うけど。
自分の能力を必要としてくれる人がいるから誇り高く生きていける部分があるんですよね。

一方で、レア収奪品とか、ドロップ品だとかの「戦闘による高難度獲得品」が必要となると、海事屋を必要とするのが商人です。
色んな意味で、持ちつ持たれつになってないと、MMOやる意味無いくらい楽しさ減量ですからねぇ。

ありのじさんの心意気と気遣いに感謝の乾杯です。



>ゆかんぽさん

やっぱしそーだよねwww

笑師も最初に思ったのはイワシちゃんの解体ですw

ところで、冒険家に頼むと異常に効率が良い素材もあるんですよ。

船大工の金槌
船大工ののこぎり

とかね。
探索が高い事が多いから、同じ時間掘っても出てくる数が全然違うのよ・゜・(PД`q。)・゜・



>リョーマサカモトさん

そうそう、造船屋は緊急造船依頼書が出回る前は、尊敬を通り越して畏怖の念を抱いておりましたですよwww

でも、確かにその敬意の対象も追加アイテムとしての緊急造船依頼書の登場で萎えた部分があったんですよね。

忘れかけていましたけど、ありのじさんの海賊の話といい、プレイスタイルの取捨選択を迫られたのは商人だけじゃなかったんです。
もう、自分の事しか考えてなかったようで恥ずかしいやら恥ずかしいやらw


毎度のことながら、リョマさんの目線は笑師に足りない部分が多く、とても参考になるし納得もします。

今後ともよろしくお願いいたします(。-_-。)ポッ

私が感じるに
自分の好きなことしかしないプレイヤーは
冒険・海事(海賊)・陸戦でスキル枠は生産に使う分なんか無いんですよ
必要な物は南蛮した金で買えばいいっていうアタマ
文中にあるように自分だって交易はしてるから生産して金策する必要はもうないんですよ
なので生産は自分で使う為と
自分に出来ない事をお願いするときの駆け引き用かな
造船部品以外は売るだけ損に感じるから外部には出してません

生産屋さん

だいぶ前に、笑師もそういう思いを持っていた事があります。


名工の大工道具やマグロのオリーブステーキを買うような海事屋さんは、まあ自分で作らない事が多いんですよね。


生産屋さんの仰る気持ち、すっごく良くわかります。


ただ、損得抜きでやり取りできる友人はいた方が良いと思うです。
損得だけでビジネスライクなスタイルを貫くとなると、色々自分一人で乗り越えないといけない壁も出てきますし、これはこれで厳しいですからね(-∀-`; )


でも、繰り返して言いますが、生産屋さんの仰る気持ちは、よっく判ります。

近日、その辺の思っている事も記事にしてみようかと思うです。

プロフィール

笑師

Author:笑師
笑師(えみし)
特性:世話好きなお節介者
特技:原価0で物を作る

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