管理技術を…
みなさん、こんばんは。
今日は副官達の盗聴でなく、カリブのあの人のお話です…。
某月某日
船長 「碇をおろせー! ヴェラクルスだー! 野郎ども、補給の支度しやがれ!」
フランシー 「はぁい!」
イゴ 「おう! 任せてくれ!」
船長 「フランシー、今日は俺はこの街に住んでいると言うラス・カサス先生に会ってくる」
フランシー 「あの伝説の巨人…!? いーなー! あたしもいきたーい!」
船長 「まてw 誰の事を言っとるんだ、ラス・カサスは巨人じゃねぇw」
イゴ 「船長! あっしはもうフランシー船長代理は嫌ですぜ!(´;д;`)」
船長 「もちろんだ、安心しろ、イゴ。今日はすぐ戻る」
イゴ 「よかった…本当によかった…(T_T))
フランシー 「あたしもいきたーーーい!」
船長 「(無視)じゃ、行ってくるわ」
フランシー 「あたしもいきたーーーーい!!!」
イゴ 「フランシー、船長の命令だ。おとなしく留守番…」
フランシー 「ギロッ(殺意)」
イゴ 「…はぅ(´;ω;`) 船長、留守番はあっしが!」
イゴ 「フランシーさんもあー言ってるし。何かと小間使いもいるでやんしょ?(ドキドキ)」
船長 「…イゴ…おまえ、なんかイジメに遭ってねーか?w」
イゴ 「みなまで言わないでくだせぇ(´;ω;`)」
船長 「わかった。フランシー!」
フランシー 「はぁい!」
船長 「40秒で支度しな!」
フランシー 「はぁい!(喜)」
40秒後
船長 「おい。フランシー。おめぇ、40秒でどうやってその服に着替えた?(´;ω;`)」
フランシー 「えへへーーー! いいでしょーーー!(⌒▽⌒)」
船長 「おまえなぁ…」
船長 「教えを乞いに行くのに、どーしてお前はスクール水着なんだっ(TдT)」
フランシー 「えー! カリブっぽいじゃーーん! いいじゃーーーん!」
フランシー 「どーせ巨人にはわかんないよー、あたし船長の後ろに隠れてるもん!」
船長 「巨人じゃねぇっつーの( ̄▽|||」
船長 「あーーー、不安だ。山盛りの不安だ(´;ω;`)」
フランシー 「ほらーー! はやくーー! 船長、おいてっちゃうよーーー!w」
好奇に満ちた住人「え? カサス先生? それなら…(フランシーをちらっ)」
好奇に満ちた住人「いつもはあっちの家の前で…(フランシーをちらっ)」
好奇に満ちた住人「テラスにテーブル置いて酒呑んでますけど…(フランシーをちらっ)」
フランシー (こっそりウインク)
船長 (げんこつ発射)
フランシー (。┰ω┰。)
好奇に満ちた住人( ̄▽|||
船長 「…あっちで良いんですね?」
好奇に満ちた住人「あ…あぁ、そうですけど…(不安そうにフランシーを一瞥)」
船長 「どーもありがとう。あ、これ、ペットの珍獣なんで気にしないで良いですから」
フランシー 「ペットじゃないしっ」
好奇に満ちた住人「…はぁ、じゃ、お気を付けて…(船長に憐みの視線)」
船長 「フランシー、おまぇ余計な事するんなら船に戻すぞ…?」
フランシー 「余計なことしてないもんっ(。┰ω┰。)」
船長 「よく言うぜ。お前のおかげでこっちまで変な目で見られたじゃねーか。。。」
船長 「…まぁ、いいや。お前、ラス・カサス先生の家には入るんじゃないぞ」
フランシー 「ぇ━(*´・д・)━!!!」
フランシー 「巨人が見れないんじゃー、来た意味がないっ!」
船長 「陰からこっそり覗け」
フランシー 「わかった! 陰から覗くっ! けっこう得意!」
船長 「得意なのかょ…( ̄▽|||」
船長 「ラス・カサス先生! ご在宅でしょうかっ!?」
裏庭からの声「おー? 誰だー? なんの用だー?」
船長 「私、船長(仮名)と申します。本日は管理技術の極意を教えていただきたく推参しました!」
裏庭からの声「おお、そーかそーか、じゃ裏庭へ回ってきてくれー」
船長 「失礼します!」
船長 (フランシー、お前はここまでだ。適当に隠れてろ)
フランシー (はぁい!)
裏庭にはビーチパラソルの下、アロハシャツと短パン、サングラス(あるのか?)姿の初老の男性。
リクライニング・ベンチ(白塗り)に寝そべりトロピカル・ドリンク片手。
どうみても「海辺のナンパ爺ぃ」
船長 「あの…まさか、ひょっとして…」
ナンパ爺ぃ 「ん? わしがラス・カサスじゃよ」
船長 (;´-`).。oO(ぇ・・・・)
ラス・カサス「管理技術の極意を教えて欲しいのか、YOU?」
船長 「(気を取り直して)はい、お願いします!」
ラス・カサス「よしよし、じゃが」
ラス・カサス「お前さんが、管理技術の極意を得るに足る人物か、見極めんといかんな」
船長 「ど…どうすれば…?(ドキドキ)」
ラス・カサス「お前さん、故郷(くに)はどこじゃね?」
船長 「生まれは大英帝国の中心都市、ロンドンです」
ラス・カサス「んーんー。そんな事はお前さんの英語を聞いてわかっちょる」
船長 (;´-`).。oO(お前が聞いたんだろ・・・)
ラス・カサス「まあ、遠くから来たもんじゃ」
ラス・カサス「どうじゃ、お前さんの国では…」
ラス・カサス「この辺で採れるスウィートでゴージャスでトロピカルなフルーーツが人気じゃろ?」
船長 「え…ええ、まぁ…」
ラス・カサス「そのフルーーーツを、どれだけ持ち帰った経験があるか、なのじゃがね」
ラス・カサス「まあ、売り上げから30万ドゥカートくらい訳なく払えるようでなきゃ、管理技術は荷が重いな」
船長 「30万…高いですね、高いけど…払えますぜ!」
ラス・カサス「そうかそうか^^ では、金の受け取りを待つとしようかの」
船員 「船長! 金を届けにきやしたぜっ!」
船長 「先生、30万ドゥカート、お納めください」
ラス・カサス「おおっ! こりゃ驚いたわい! ほんとにこれだけの大金をくれるとは…」
ラス・カサス「…じゃない、持っているとはの!(汗)」
ラス・カサス「よしよし、これでまたしばらくは酒が呑め…ウオッホン!」
ラス・カサス「いや、なんでもない」
船長 「……」
ラス・カサス「次の条件じゃが…」
船長 (まだあるのか!? 管理技術、敷居高ぇな…)
ラス・カサス「お前さん、ちょっとそこの網に入った魚をな…」
ラス・カサス「おお、それじゃ。それがいい。大きくて脂も乗ってそうじゃ」
ラス・カサス「ちょっと捌いて見せてくれんかの?」
船長 「3枚オロシでいいんですかね?」
ラス・カサス「いや。それはツマミに…じゃない、お前さんの保管技術の腕前を見るためじゃから」
ラス・カサス「ちょいちょいと一口サイズにしてもらおう。見た目は大事じゃぞ?」
船長 「おっと、こりゃタラに似た魚だな…」
船長 「できやしたぜっ」
ラス・カサス「ん? おおっ! 船盛りになったの! いい感じじゃ!」
ラス・カサス「よしよし。それでは、これからお前さんに管理技術の極意を伝授しよう!」
船長 「お願いしますっ(キタ!!!)」
ラス・カサス「管理技術というのはな、積荷の値打ちを下げずに、より遠くへ」
ラス・カサス「より安全に、しかも大量に輸送するための技術なのじゃ」
船長 (*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン
ラス・カサス「…以上」
船長 「へっ???」
ラス・カサス「つまり、じゃな。わしの提示した条件をクリアできた時点で」
ラス・カサス「お前さんには、すでに最低限の管理の技術があると言う事じゃ」
船長 「ちょw 待ってw そんだけ?( ̄▽|||」
ラス・カサス「そうじゃ。それだけじゃよ」
船長 「いや、だって極意って…!」
船長 「せめて、技術の磨き方とか、ねーのかよ!?」
ラス・カサス「(迷惑顔で)んーーー。お前さん、意外と図々しいのぅ」
船長 ( ゚ェ゚)・;'.、ゴフッ マジカ…
ラス・カサス「まぁ、ええわい。じゃ、教えてやるかのう…」
船長 「お願いしますよ、最初から…( ̄▽|||」
ラス・カサス「お前さんの船には」
ラス・カサス「台所くらい、あるじゃろう?」
船長 「そりゃ、そのくらいありまさぁ」
ラス・カサス「そうじゃろうとも。じゃ、そこでな…」
ラス・カサス「航海中、イモの皮むきとか、魚の骨抜きとか、野菜の下ゆでとか」
ラス・カサス「何べんでも練習するんじゃ。それが管理技術の上達の極意じゃよ」
船長 ( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!
船長 「なあ、爺さんよ…」
船長 「そんな事ぁ、最初からテメェでやってんだよ、俺は…」
船長 「てめー、金返せ!」
ラス・カサス「若いのう。じゃが、それこそが管理の技術だと気付いたじゃろ?」
ラス・カサス「金は返さん。一度わしの物になった訳じゃし、教えの代金じゃからな」
船長 「…! てめぇ…!」
ラス・カサス「じゃかーーーしいわ! `皿´)=⊃)`Д゚);、;'.・ブホッ!!」
ラス・カサス「小僧、覚えておけ! この海にはな!」
ラス・カサス「見た目や歳に関係なく、上には上がいるものじゃ!」
船長 (T^T)
ラス・カサス「と言う訳で、追加の授業料。50万ドゥカートじゃ(邪笑)」
とぼとぼと船に戻る最中、船長の耳にヒソヒソ声が…
住人A 「ちょっとちょっと! あの人よっ!」
住人B 「あの珍獣を連れたアヤシイ人っ」
住人C 「カサスさんとこに行ったんだって!」
住人B 「うわー。変人だけどかわいそうに…」
住人A 「またボッタクリの被害者がでたわねー」
住人B 「カサスさん、よくあれで稼いでるもんねー」
住人A 「あたしだったら絶対いかない!w」
住人C 「私だって行かないわよーw」
住人A 「あの人が大金で売ってる情報なんて、常識ですもんねーw」
住人B 「そうそう。上達したけりゃ練習しろってw」
住人A 「まったく、東の人って常識ないわよねーw」
船長 (被害者に分かる言葉で喋るお前ら現地人が常識外れだよ…(TдT))
とぼとぼと船に戻った船長。そこで見た光景は…
フランシー 「イゴ! 管理技術教えてあげるから! 100万ドゥカートだしな!」
イゴ 「ねぇよ(TдT) そんな大金…」
フランシー 「ちっ、貧乏人だなぁ! いーや、マルセイユに帰ったら、これで一儲けしよっと!」
船長 「・・・・・・・・・・・・」
フランシー 「ハッ!!(゚ロ゚*)サッキ!!」
フランシー (猛ダッシュ)
念のために言っておきますが、これはフィクションです。
今日は副官達の盗聴でなく、カリブのあの人のお話です…。
某月某日
船長 「碇をおろせー! ヴェラクルスだー! 野郎ども、補給の支度しやがれ!」
フランシー 「はぁい!」
イゴ 「おう! 任せてくれ!」
船長 「フランシー、今日は俺はこの街に住んでいると言うラス・カサス先生に会ってくる」
フランシー 「あの伝説の巨人…!? いーなー! あたしもいきたーい!」
船長 「まてw 誰の事を言っとるんだ、ラス・カサスは巨人じゃねぇw」
イゴ 「船長! あっしはもうフランシー船長代理は嫌ですぜ!(´;д;`)」
船長 「もちろんだ、安心しろ、イゴ。今日はすぐ戻る」
イゴ 「よかった…本当によかった…(T_T))
フランシー 「あたしもいきたーーーい!」
船長 「(無視)じゃ、行ってくるわ」
フランシー 「あたしもいきたーーーーい!!!」
イゴ 「フランシー、船長の命令だ。おとなしく留守番…」
フランシー 「ギロッ(殺意)」
イゴ 「…はぅ(´;ω;`) 船長、留守番はあっしが!」
イゴ 「フランシーさんもあー言ってるし。何かと小間使いもいるでやんしょ?(ドキドキ)」
船長 「…イゴ…おまえ、なんかイジメに遭ってねーか?w」
イゴ 「みなまで言わないでくだせぇ(´;ω;`)」
船長 「わかった。フランシー!」
フランシー 「はぁい!」
船長 「40秒で支度しな!」
フランシー 「はぁい!(喜)」
40秒後
船長 「おい。フランシー。おめぇ、40秒でどうやってその服に着替えた?(´;ω;`)」
フランシー 「えへへーーー! いいでしょーーー!(⌒▽⌒)」
船長 「おまえなぁ…」
船長 「教えを乞いに行くのに、どーしてお前はスクール水着なんだっ(TдT)」
フランシー 「えー! カリブっぽいじゃーーん! いいじゃーーーん!」
フランシー 「どーせ巨人にはわかんないよー、あたし船長の後ろに隠れてるもん!」
船長 「巨人じゃねぇっつーの( ̄▽|||」
船長 「あーーー、不安だ。山盛りの不安だ(´;ω;`)」
フランシー 「ほらーー! はやくーー! 船長、おいてっちゃうよーーー!w」
好奇に満ちた住人「え? カサス先生? それなら…(フランシーをちらっ)」
好奇に満ちた住人「いつもはあっちの家の前で…(フランシーをちらっ)」
好奇に満ちた住人「テラスにテーブル置いて酒呑んでますけど…(フランシーをちらっ)」
フランシー (こっそりウインク)
船長 (げんこつ発射)
フランシー (。┰ω┰。)
好奇に満ちた住人( ̄▽|||
船長 「…あっちで良いんですね?」
好奇に満ちた住人「あ…あぁ、そうですけど…(不安そうにフランシーを一瞥)」
船長 「どーもありがとう。あ、これ、ペットの珍獣なんで気にしないで良いですから」
フランシー 「ペットじゃないしっ」
好奇に満ちた住人「…はぁ、じゃ、お気を付けて…(船長に憐みの視線)」
船長 「フランシー、おまぇ余計な事するんなら船に戻すぞ…?」
フランシー 「余計なことしてないもんっ(。┰ω┰。)」
船長 「よく言うぜ。お前のおかげでこっちまで変な目で見られたじゃねーか。。。」
船長 「…まぁ、いいや。お前、ラス・カサス先生の家には入るんじゃないぞ」
フランシー 「ぇ━(*´・д・)━!!!」
フランシー 「巨人が見れないんじゃー、来た意味がないっ!」
船長 「陰からこっそり覗け」
フランシー 「わかった! 陰から覗くっ! けっこう得意!」
船長 「得意なのかょ…( ̄▽|||」
船長 「ラス・カサス先生! ご在宅でしょうかっ!?」
裏庭からの声「おー? 誰だー? なんの用だー?」
船長 「私、船長(仮名)と申します。本日は管理技術の極意を教えていただきたく推参しました!」
裏庭からの声「おお、そーかそーか、じゃ裏庭へ回ってきてくれー」
船長 「失礼します!」
船長 (フランシー、お前はここまでだ。適当に隠れてろ)
フランシー (はぁい!)
裏庭にはビーチパラソルの下、アロハシャツと短パン、サングラス(あるのか?)姿の初老の男性。
リクライニング・ベンチ(白塗り)に寝そべりトロピカル・ドリンク片手。
どうみても「海辺のナンパ爺ぃ」
船長 「あの…まさか、ひょっとして…」
ナンパ爺ぃ 「ん? わしがラス・カサスじゃよ」
船長 (;´-`).。oO(ぇ・・・・)
ラス・カサス「管理技術の極意を教えて欲しいのか、YOU?」
船長 「(気を取り直して)はい、お願いします!」
ラス・カサス「よしよし、じゃが」
ラス・カサス「お前さんが、管理技術の極意を得るに足る人物か、見極めんといかんな」
船長 「ど…どうすれば…?(ドキドキ)」
ラス・カサス「お前さん、故郷(くに)はどこじゃね?」
船長 「生まれは大英帝国の中心都市、ロンドンです」
ラス・カサス「んーんー。そんな事はお前さんの英語を聞いてわかっちょる」
船長 (;´-`).。oO(お前が聞いたんだろ・・・)
ラス・カサス「まあ、遠くから来たもんじゃ」
ラス・カサス「どうじゃ、お前さんの国では…」
ラス・カサス「この辺で採れるスウィートでゴージャスでトロピカルなフルーーツが人気じゃろ?」
船長 「え…ええ、まぁ…」
ラス・カサス「そのフルーーーツを、どれだけ持ち帰った経験があるか、なのじゃがね」
ラス・カサス「まあ、売り上げから30万ドゥカートくらい訳なく払えるようでなきゃ、管理技術は荷が重いな」
船長 「30万…高いですね、高いけど…払えますぜ!」
ラス・カサス「そうかそうか^^ では、金の受け取りを待つとしようかの」
船員 「船長! 金を届けにきやしたぜっ!」
船長 「先生、30万ドゥカート、お納めください」
ラス・カサス「おおっ! こりゃ驚いたわい! ほんとにこれだけの大金をくれるとは…」
ラス・カサス「…じゃない、持っているとはの!(汗)」
ラス・カサス「よしよし、これでまたしばらくは酒が呑め…ウオッホン!」
ラス・カサス「いや、なんでもない」
船長 「……」
ラス・カサス「次の条件じゃが…」
船長 (まだあるのか!? 管理技術、敷居高ぇな…)
ラス・カサス「お前さん、ちょっとそこの網に入った魚をな…」
ラス・カサス「おお、それじゃ。それがいい。大きくて脂も乗ってそうじゃ」
ラス・カサス「ちょっと捌いて見せてくれんかの?」
船長 「3枚オロシでいいんですかね?」
ラス・カサス「いや。それはツマミに…じゃない、お前さんの保管技術の腕前を見るためじゃから」
ラス・カサス「ちょいちょいと一口サイズにしてもらおう。見た目は大事じゃぞ?」
船長 「おっと、こりゃタラに似た魚だな…」
船長 「できやしたぜっ」
ラス・カサス「ん? おおっ! 船盛りになったの! いい感じじゃ!」
ラス・カサス「よしよし。それでは、これからお前さんに管理技術の極意を伝授しよう!」
船長 「お願いしますっ(キタ!!!)」
ラス・カサス「管理技術というのはな、積荷の値打ちを下げずに、より遠くへ」
ラス・カサス「より安全に、しかも大量に輸送するための技術なのじゃ」
船長 (*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン
ラス・カサス「…以上」
船長 「へっ???」
ラス・カサス「つまり、じゃな。わしの提示した条件をクリアできた時点で」
ラス・カサス「お前さんには、すでに最低限の管理の技術があると言う事じゃ」
船長 「ちょw 待ってw そんだけ?( ̄▽|||」
ラス・カサス「そうじゃ。それだけじゃよ」
船長 「いや、だって極意って…!」
船長 「せめて、技術の磨き方とか、ねーのかよ!?」
ラス・カサス「(迷惑顔で)んーーー。お前さん、意外と図々しいのぅ」
船長 ( ゚ェ゚)・;'.、ゴフッ マジカ…
ラス・カサス「まぁ、ええわい。じゃ、教えてやるかのう…」
船長 「お願いしますよ、最初から…( ̄▽|||」
ラス・カサス「お前さんの船には」
ラス・カサス「台所くらい、あるじゃろう?」
船長 「そりゃ、そのくらいありまさぁ」
ラス・カサス「そうじゃろうとも。じゃ、そこでな…」
ラス・カサス「航海中、イモの皮むきとか、魚の骨抜きとか、野菜の下ゆでとか」
ラス・カサス「何べんでも練習するんじゃ。それが管理技術の上達の極意じゃよ」
船長 ( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!
船長 「なあ、爺さんよ…」
船長 「そんな事ぁ、最初からテメェでやってんだよ、俺は…」
船長 「てめー、金返せ!」
ラス・カサス「若いのう。じゃが、それこそが管理の技術だと気付いたじゃろ?」
ラス・カサス「金は返さん。一度わしの物になった訳じゃし、教えの代金じゃからな」
船長 「…! てめぇ…!」
ラス・カサス「じゃかーーーしいわ! `皿´)=⊃)`Д゚);、;'.・ブホッ!!」
ラス・カサス「小僧、覚えておけ! この海にはな!」
ラス・カサス「見た目や歳に関係なく、上には上がいるものじゃ!」
船長 (T^T)
ラス・カサス「と言う訳で、追加の授業料。50万ドゥカートじゃ(邪笑)」
とぼとぼと船に戻る最中、船長の耳にヒソヒソ声が…
住人A 「ちょっとちょっと! あの人よっ!」
住人B 「あの珍獣を連れたアヤシイ人っ」
住人C 「カサスさんとこに行ったんだって!」
住人B 「うわー。変人だけどかわいそうに…」
住人A 「またボッタクリの被害者がでたわねー」
住人B 「カサスさん、よくあれで稼いでるもんねー」
住人A 「あたしだったら絶対いかない!w」
住人C 「私だって行かないわよーw」
住人A 「あの人が大金で売ってる情報なんて、常識ですもんねーw」
住人B 「そうそう。上達したけりゃ練習しろってw」
住人A 「まったく、東の人って常識ないわよねーw」
船長 (被害者に分かる言葉で喋るお前ら現地人が常識外れだよ…(TдT))
とぼとぼと船に戻った船長。そこで見た光景は…
フランシー 「イゴ! 管理技術教えてあげるから! 100万ドゥカートだしな!」
イゴ 「ねぇよ(TдT) そんな大金…」
フランシー 「ちっ、貧乏人だなぁ! いーや、マルセイユに帰ったら、これで一儲けしよっと!」
船長 「・・・・・・・・・・・・」
フランシー 「ハッ!!(゚ロ゚*)サッキ!!」
フランシー (猛ダッシュ)
念のために言っておきますが、これはフィクションです。
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